ステータス
Lv. 60
限界突破なし
10232

1006

1089
Lv. 80
完凸
12961

1274

1380
時間制限と発動条件バフはステータスに含まれません。
ストーリー
「なぁ、おまえが喰おうとしている夢、俺に譲ってくれないか」
背後から声をかけられ、振り返ると、貧弱な怪物が立っていた。「もう何日も夢を喰っていないんだ」
それは僕もだったが、根負けして哀れなそいつに夢をくれてやった。
背後から声をかけられ、振り返ると、貧弱な怪物が立っていた。「もう何日も夢を喰っていないんだ」
それは僕もだったが、根負けして哀れなそいつに夢をくれてやった。
翌日、僕が夢を喰おうとしていると、再び背後から声をかけられた。
「夢を譲ってくれないか。何日も喰えてないんだ」
振り返ってみると、昨日と同じ貧弱な怪物である。……何日も喰え
ていない? 昨日もその言葉を聞いた気がする。
「夢を譲ってくれないか。何日も喰えてないんだ」
振り返ってみると、昨日と同じ貧弱な怪物である。……何日も喰え
ていない? 昨日もその言葉を聞いた気がする。
畜生! してやられた。僕は上手く騙されていたのだ。
「君に怪物としての誇りはないのか」
怒鳴りつける僕に、貧弱な怪物は悪びれもせず答えた。
「怪物に誇りなんていらねぇ。ここは、法律も道徳もない世界だ」
「君に怪物としての誇りはないのか」
怒鳴りつける僕に、貧弱な怪物は悪びれもせず答えた。
「怪物に誇りなんていらねぇ。ここは、法律も道徳もない世界だ」
「夢を譲ってくれないか。もうずっと夢を喰えていないんだ」
僕は通りすがりの怪物に施しを乞う。誇りを捨てた僕は、前より気
楽に生きられるようになった。でも、後ろ暗い思いは僕を卑屈にし
た。いつしか僕は、卑屈な怪物と呼ばれるようになってしまった。
僕は通りすがりの怪物に施しを乞う。誇りを捨てた僕は、前より気
楽に生きられるようになった。でも、後ろ暗い思いは僕を卑屈にし
た。いつしか僕は、卑屈な怪物と呼ばれるようになってしまった。